iOS / watchOSアプリ開発および店舗レジ端末UIの技術リード
JCBとイマーゴ社による次世代購買体験プロジェクト「近づいてチェック™」において、iPhone・Apple Watchアプリの設計/開発および店舗端末フロントエンドのUI/UX開発を主導しました。
本プロジェクトは、UWB(Ultra Wide Band)およびBLE(Bluetooth Low Energy)を活用し、「スマホを操作せず、レジ前に立つだけで決済・要望伝達が完了する」非接触型ショッピング体験の社会実装を目指すものです。
<背景>
キャッシュレス決済の普及やポイントサービスの多様化により、購買時の確認事項が増加し、顧客と店員双方にとって負担の大きいオペレーションが常態化しています。特にZ世代・α世代では、レジでの口頭確認を煩わしく感じる傾向が強く、購買ストレスの要因となっていました。
こうした背景のもと、「スマートフォンを“出さずに”支払う」という直感的でシームレスな体験の提供を目指し、JCB・イマーゴ・九州大学iQ Labが共同で本プロジェクトが発足されました。
PRTimesより引用🛠 使用技術
- フロントエンド:Swift / Next.js / TailwindCSS / TypeScript
- 通信:BLE / UWB / Apple Nearby Interaction API
🔧 担当業務
- モバイルアプリ開発(iOS / watchOS)
- AppleのNearby Interaction APIを活用し、UWB通信でユーザーの接近・本人識別を実現
- 決済手段、ポイントカード、レジ袋の要/不要、年齢確認情報などをアプリ上で事前登録し、非接触・非対話でレジに伝達可能に
- 店舗レジ端末UI開発
- 店員用/顧客用の2画面構成UIをフロントエンドで設計・実装
- 顧客設定内容のリアルタイム反映/その場での変更操作に対応(タッチ操作/多言語表示含む)
- 多言語対応を含むUI/UX最適化により、外国人スタッフとの運用にも対応。
✅ 開発後の成果
- FiRa Consortium主催イベントにてプロトタイプを展示・発表
- 九州大学・和洋九段女子中高等学校での実証実験およびフィードバック反映
- BLE+UWB連携の近接通信設計を実現し、非接触型UXの技術的課題を解決
- 特許出願中
- 多言語対応UIを導入し、外国人利用者や店舗スタッフにも配慮したユニバーサルデザインを実現
📝その他参考記事