My Works

福岡未踏採択プロジェクトの成果「NANDEMO INTEGRATOR」について

福岡未踏採択プロジェクトの成果「NANDEMO INTEGRATOR」について

福岡未踏的人材発掘・育成コンソーシアム(福岡未踏)に採択され、取り組んできたプロジェクト「NANDEMO MCP」に関して、2026年1月31日に成果発表をおこないました。

NANDEMO MCPは「NANDEMO INTEGRATOR」に改名しました。これまでのMCP生成ツールという枠組みを超え、誰でも簡単にチャットインターフェースを通じてあらゆるサービスを統合・操作できるツールへと進化したためです。

最下部に成果発表資料を添付しているので、是非ご確認ください。

【システム概要】

私たちが開発しているシステムは、一言でいうと「AIがサービスを自在に操るための“翻訳機”を、全自動で生成するツール」です。
今、ChatGPTなどのAIは非常に賢くなりましたが、実は「Web上の最新情報を使って正確にアクションを起こす」のはまだ苦手です。例えば「来週の出張、雨が降らないルートでホテルと新幹線を予約して」と頼んでも、AI単独ではリアルタイムな空席照会や予約確定までは完遂できません。サービスごとに「言葉(API仕様)」が違うからです。
そこで注目されているのがMCP(Model Context Protocol)という、AIとサービスをつなぐ共通規格です。これまで、MCPの実装にはエンジニアによる手動開発か、あるいは「Speakeasy」や「Postman MCP」といった自動化ツールの利用が一般的でした。しかし、既存の自動化ツールはいずれも「完璧なAPI仕様書(OpenAPI/Swagger等)」が存在することを前提としており、仕様書がない現場では無力という致命的な課題がありました。 「NANDEMO MCP」は、この「仕様書の有無」という最大の壁を打ち破る、世界でも稀なソリューションです。

API開発工数ゼロ。ブラウザの挙動から自動生成
最大の特徴は、API仕様書どころかAPIそのものが実装されていないシステムでもMCPを構築できる点です。「自社サービスをAI対応させたいが、APIを新規開発するリソースがない」「社内管理画面はあるが、API化されておらず自動化できない」といったケースでも問題ありません。AIがChrome開発者ツールを介してWebサイトの通信や構造を解析し、既存の機能をそのままAIが扱えるインターフェース(MCP)へと変換します。 これにより、API開発のコストをかけることなく、既存のWebサービスやレガシーシステムを即座にAIエージェントと連携させることが可能になります。

複雑な業務もワンストップ。複数サービスを束ねる「Manager」機能
従来のツールでは、連携先が増えるほどAIの判断が鈍る「ツールの過多」問題がありました。 NANDEMO MCPは、「統括機能(Manager)」が複数の専門ツールを適切に使い分けることでこれを解決します。 例えば出張申請なら、「天気」「交通」「宿泊」といった異なるサービスをAIが横断的に操作し、状況に合わせて最適なプランを組み立てます。単なる自動化を超えた、自律的なワークフローを実現します 。

企業でも安心の管理機能
未承認の「野良MCP」による予期せぬ動作やセキュリティリスクを防ぐため、企業内でMCPを審査・管理するガバナンス機能を備えています。これにより、企業のセキュリティポリシーを守りながらAI活用を進めることができます。
例えば、「30年前から使っている社内の古いシステムを、最新のAIで操作したい」という企業の悩みも、これがあれば、大規模なシステム改修なしで実現可能です。
まさにAIの可能性を自律的に拡張するシステムです!

プロモーションビデオはこちらからご視聴可能です。

fish with born icon

トップへ

fish with born icon